さわらない、なめない

 5年理科「もののとけ方」第1時の1コマです。
「1番の人、あるものを取りにきなさい。」
 あるものとは、ペトリ皿に入れた食塩のことです。
「その粉をさわった人いますか。」
「なめた人はいますか。」
 さすがになめる子はいませんが、すでにさわっている子はいます。
「それが何か分からない内は、不用意にさわったり、なめたりしてはいけません。理科では、皮膚をとかすようなものや、毒になるようなものを使うときがあります。また、砂糖や食塩であっても、賞味期限がはるかにすぎているものもあります。気をつけてください。」
 この後、何かを予想させ、食塩だということを告げるのです。
 授業のほんの1コマですが、理科では、こういう注意事項は適時、言っていかなければいけません。
「食塩だから、別になめてもいいや。」
というようにしてしまうと、ミョウバンやアンモニア水なども、なめてしまうような子が出る可能性があります。
 家庭科室ではなく、理科室であることを忘れさせないことが大事です。

(2007.1.11)