列指名について、あれこれ考えてみます。
列指名には、強制力があります。指名された列の全員が発表を前提とされるからです。
この時のプレッシャーは、前にいるほど強いと想定できます。
列の先頭の子は、必ず一番に答えなくてはいけません。
それゆえ、前から当てるだけでなく、後ろから前に言わせていく方法も時にはとるべきかもしれません。
次に、列指名での発表を立って言わせるか、腰掛けたまま言わせるかです。
短い答えを言わせる場合、私はすわって言わせることが多いです。
発言は立って言うのが原則でしょう。でも、立つ時に、椅子を引く音がします。さらに腰掛ける時も椅子を動かす音がして、それが次の子の発言を聞こえなくしてしまうこともあります。
また立つ腰掛けるにかかる数秒の時間がもったいないようにも思うのです。
列指名で、クラス40人全員が発言するとすると、1人5秒だと200秒で約3分です。1人10秒でも約7分。
全員に発言耐性をつけるためなら、全員の列指名発表がどうしても必要です。
授業をシンプルに作り、多くの列指名をさせられるようにすべきです。
(2008.1.14)