一つの花・第4時

 今回は、いつ・どこでをあわせ、残りを子どもにまかせてみた。

【音読】①第3場面前半の交代読み、教師と子どもたち
    ②第3場面前半の交代読み、子どもたちと教師
    ③となり同士の交代読み2回(2回目は読む場所が変わる。)
    ④句点交代読み(一人ずつ全員)
【ノート】1ページを真ん中半分から横に線を引かせる。
     上段に〔第三場面・前あらすじ〕に書かせてから、
     下段を問いかけながら書かせていく。
【下段】(太字は赤鉛筆で書かせる。)

いつ
お父さんが戦争に行く日
どこで
遠い駅までの道
だれが どうした





「最初に考えるのは何ですか。」
「いつ。」
 ここらへんは、算数の計算過程を言わせるのと同じである。
「いつを表しているところに線を引 きなさい。」
 どこでは、ノートに書かせて発表。 だれが・どうしたは、①~③を書かせ、3つ選んで書かせた。
 お父さんは今回、何もしてないことを確認した。

 一人の子に司会をさせ、誰がどうしたかを全体から出させた。

ア ゆみ子がおにぎりを食べた。(20人)
イ ゆみ子がおぶわれて駅まで行った。(8人)
ウ お母さんがゆみ子をおぶった。(5人)
エ お母さんが泣くのをがまんした。(4人)
オ お母さんは、ゆみ子の泣き顔を見せたくなかった。(9人)
カ ゆみ子は防空頭巾をかぶった。(1人)
キ ゆみ子はお父さんがどこに行くか分からない。(1人)
ク お母さんはかばんに配給きっぷなどを入れた。(2人)
ケ ゆみ子はかばんにおにぎりがあるのを知っていた。(1人)

 エ・キはまちがいではないが、文に書いてないので、あらすじでは書かないことを私の方から告げた。
 アとオがあらすじとして抜かしてほしくないところである。
 あらすじの書けた子から発表させていった。途中チャイムがなったので、書けた子から提出させた。教師の考えたあらすじは今回紹介しなかった。
 子どもの書いたあらすじを以下に紹介する。

〔第三場面・前あらすじ〕
お父さんが戦争に行く日、遠い駅までの道で、(←ここまでは全員同じ。)
・ゆみ子は大事なお米で作ったおにぎりを全部食べてしまった。
・お母さんのかばんの中に入ってたおにぎりを、ゆみ子は、「一つだけちょうだい。おじぎり一つだけちょうだい。」といって、駅に着くまでみんな、食べてしまった。お母さんは、お父さんに、ゆみ子の泣き顔を見せたくなかった。
・ゆみ子の頭には防空頭巾をかぶっていきました。お母さんのかばんには、包帯、お薬、配給のきっぷ、大事なおにぎりが入っています。ゆみ子が、「一つだけちょうだい、おじぎり、一つだけちょうだい。」と言って全部たべました。戦争に行くお父さんに泣き顔を見せたくなかったのでしょうか。
・ゆみ子は、お米で作ったおにぎりを全部食べてしまいました。お母さんは、戦争に行くお父さんにゆみ子の泣き顔をみせたくなかったのでしょうか?

 ゆみ子がおにぎりを食べたことについて(①)だけ書いた子が10人。
 ①+「一つだけちょうだい」(②)を加えた子が3人。
 ①+お父さんにゆみ子の泣き顔を見せたくなかった(③)が1人。
 ①+②+③が1人。①+②+③+余分が1人。
 ゆみ子が知っていた(④)+①+③が1人。
 ①+②+③+④が3人。
 ①と③のみか、①+②+③のみが、無駄を省いたあらすじといえそうである。

(2009.1.16)