今日は、次の問題から算数の授業が始まりました。
イルカ3 24cmのテープから、4cmのテープが何本とれますか。
(荒井:下にテープの絵あり。24cmの表示と、24この区切りあり。)
『問題を一緒に読みましょう。24cmのテープから、さん、はい!』
「24cmのテープから、4cmのテープが何本とれますか。」
『聞いてることは、何ですか。』
「4cmのテープが何本とれますか。」
『もっと短くすると?』
「何本とれますか。」
このあと、教科書のテープを4cmずつ赤鉛筆で囲って、持ってこさせた。
『○をもらった人は、ノートに式と答えを書きなさい。』
黒板に、仕切りをして、7人書けるようにしました。
『式と答えが書けたら、先生に見せなくていいですから、先着7人まで、黒板に書きましょう。』
黒板に7人出終わったあとは、
『できた人は、黒板のと見比べてみなさい。黒板のが合ってるとは限りません。』
3クラスとも、だいたい2人の子がまちがえてくれました。
ほぼ7人が書き終わる頃に、黒板のを左から順に、書いた本人読ませていきます。この時、右の方でまだ書いている子がいても構わないのです。
「24÷4=6 答え6本。」
「24÷4=6 答え6cm。」
「24÷4=6 答え6本。」
「24÷4=6 答え6本。」
「24÷4=6 答え6本。」
「24÷4=6 答え6cm。」
「24÷4=6 答え6本。」
ここで、すでに自分の間違いに気付く子もいます。
『式が24÷4になった人?』手をあげさせます。
『その通り。正解です。』
次に、答えを「6本」か「6cm」のどちらを書いたか聞きます。
『どちらが正しいか理由が言える人?』
「聞いてることは「何本ありますか」だから、6本です。」
最初に、聞いてることが何かをおさえても、答えのまちがいをする子はいるのです。確認というものがいかに大事かがわかります。
(1999.6.7)