黒板消しは使わせない

 新年になって、黒板が新しく張り替わりました。
 今までと違って、うすいます目があるので、フリーハンドでまっすぐな線を引くのがひきやすくなりました。でも、線にこだわって書くとスピードが落ちることもあるのが、今日書いてて分かりました。
 さて、「3学期にがんばりたいこと」をノートに3つ箇条書きさせてから、ノートを持ってこさせ、その内の1つを板書させました。なるべく具体的に書いてあるのを私が選んで書かせました。
 今まで、黒板に書かせるときも、自由に黒板消しを使わせていたのですが、今日から黒板消しを使わせないことにしました。
 黒板消しを使わせていると、何回か書き直して、書くのに時間をかけすぎる子がいるからです。
 でも子どもたちには、別の理由を語りました。
「大人になったら、書類にボールペンでいきなり書かないといけないことがあります。いきなりまちがえずに清書できるようになる練習として、黒板消しは使いません。」
 理由をこじつけるのは、いくらでもできることです。
 要は、そうすることに納得する意味づけを与えることが大切なのです。

(2010.1.8)