兎に角、行動

 今年の年賀状です。
 名文音読で「草枕」を扱ったことはあります。(4年で)学級の子は、「ああ、あれか」と思うでしょう。
 私自身、草枕の冒頭部分に、兎という文字があるとは思ってませんでした。
 兎について調べている内に、熟語の中に、「亀毛兎角」を見つけました。亀に毛が生えたり、兎に角が生えたりしないことから、「この世にあり得ないもの」という意味です。
 夏目漱石は、この中国の熟語から兎角だけ取り出し、「兎に角」という言葉を作り出したのです。
 まあ何があっても行動あるのみです。その意気込みで今年をやっていきます。

(2011.1.1)