いきなり答えを言わない

『授業のチカラ2011年1月号』からの学びです。
 5年の光村国語に、次の問題があります。

① 作      □に当てはまる漢字を見つけるわけです。
  ↑      大人でも難しいです。
木→□→夫    最初は、教師がヒントを出していきます。
  ↑     「3画の漢字です。分かったら立ちなさい。」
  大     「カタカナに似ています。」
 ヒントを与え、多くの子が立った段階で当てて、答えを言わせるのです。
② 校      次の問題では、ヒントの出し方が違ってきます。
  ↑     「分かったら、立ちなさい。」
以→□←地    次に立った子に当てて、ヒントを聞きます。
  ↓     「○○くん、何画の漢字ですか。」「3画です。」
  山     「○○さん、何年生で習う漢字ですか。」「1年生です。」
「○○くん、カタカナに似ていますか。」「似ていません。」

 最初は、教師がヒントを出し、次からは子どもたちにヒントを出させていくわけです。これは地図帳の地名探しと同じで、子ども同士でもヒントを出し合って解かせることにつなげていけそうです。

(2011.1.7)