箇条書きから作文へ

 子どもが書いた一番便利なもの・一番危険なものの一例を紹介します。

・1番便利なのはテレビです。なぜなら、電気代は電話もケータイでもかかるし、映像も見れるし、新聞も何回でも読めるけど、テレビはニュースなどを録画したら読まなくてもふつうに見れるからです。しかも、目の不自由な人は耳で音を聞こえるし、耳の不自由な人は目で見れば分かります。ラジオなら耳の不自由な人は聞けません。しかもドラマなどいろいろな番組が見れるから、1番便利なのはテレビです。
・1番きけんなのも、パソコンです。なぜなら、自分のパソコンが便利だということは、わるい人のパソコンも便利だということだからです。たとえば、わるい人がほかのパソコンにウイルスをながせあ、どんどんウイルスがひろがっていけば、全世界のパソコンがどのようなことになるかわからないからです。

 上記のような文章を書くのは、そんなに難しくないのです。
 なぜなら、子どもたちの前に、各情報媒体の長所や短所を書いたもの(学級通信)があるからです。それを参考にしながら、自分の意見を書いていけばいいのです。
 最初の長所・短所は箇条書きで、一番便利なもの・一番危険な(不便な)ものは作文で、というようにステップを踏むといいようです。

(2013.1.25)