あみのような前足?

 2年生の研究授業を参観しました。(2年目の先生です。)
 さわぐちたまみ「虫は道具をもっている」の教材を扱っていました。
 例えば、チョウは長い口を使って、花の蜜を吸います。それは、人間がストローでジュースを飲むのに似ています。
「「~のような」をつかって文を作りましょう。」
 チョウはストローのような長い口でみつをすう。
 実際には、チョウの長い口の方が、ストローという道具が開発されるより前でしょうね。それはいいとして、カマキリの前足の例えは、納得がいきません。
 カマキリはあみのような前足でえものをつかまえる。
 カマキリの前足をどう見ても、あみには見えません。でも、これまでの構成から、上記のような文を作っていました。
 言葉にこだわるの国語ですから、「あみのような前足」には、ひっかかるべきなのです。
 こういうときは、あみの特長を挙げればいいのです。
 あみは、細かい網目で生き物を逃がさずに捕まえられます。また、長い柄がついているので、遠くにいる生き物も捕まえられます。カマキリの前足がサッと遠くまで伸びて捕まえられるところが、あみに似てるのかもしれません。

(2014.1.23)