孤独な子どもたちを

 久保齋先生の新刊『「愛すること」を教える授業・学級づくり』(小学館)が出ました。
 2月から、学力研ニュースに、この本のことを紹介するビラを私が連続で書くことになりました。
 すでに、本は裁断してスキャナし、iPadの中で読めるようにしています。
 読んでいて学んだことをこれから、少しずつ書いていきます。

子どもたちは何人かの親しい友達のことはそれなりに知っていますが、その他のクラスメイトのことはほとんど知らないのです。けっこう孤独なのです。(8頁) 

 集団の中にいるからこそ感じる孤独もあるものです。
 孤独な子どもたちに対して、教師はどう働きかけていったらいいのでしょうか。

 愛を育てる第一歩は「会話」です。担任は子どもたち一人ひとりに話しかけ、必ず答えさせ、それをクラスの子どもたちみんなに聞かせなければなりません。それを毎日毎日、毎時間毎時間やるのです。この量が多ければ多いほど、クラスは和み、イキイキとしてくるのです。

 学習内容を教えることだけに意識が向き、孤独な子ども一人ひとりをつなげていくことの大切さに気付いていませんでした。
 愛を育てるのは、毎日毎日、毎時間毎時間の積み重ねなのです。

(2015.1.17)