算数では教科書以外に、『たのしい算数』というドリルを使っている。略して、『たの算』である。
別名『くるしい算数』とも呼ばれている。それほど、難しい。
教科書の問題を応用している。
例えば、大きな数で順序数を問う問題がある。(問う問題って、変?)
教科書のは、①6660-6670-6680-□-□
②□-□-9001-9002-9003
□にあてはまる数を問うのである。②はちょっと難しい。
しかし、『たの算』のはもっと難しい。
□-□-7010-7020-7030
2つ目の□の7000はわかる。しかし、7000から10小さいのは、難しい。
この問題をある子が解いていた。「う~ん」と悩んでいた。
パッと考えても10小さい数は思いつかないようだ。
しかし、「えいっ」と言って、その子は「7000-10」の筆算をやりだしたのである。「0から0引いて0」「0から1引けないからチェック、チェック、チェック」「10引く1は9」「0はチェックしてるから9」「7はチェックしてるから6」「答え6990」お見事。教えた筆算を使いこなしてることに感激だ!
(1998.3.5)