とことん聞く

 最近の私の学級経営は、闘うという部分がなくなってきた。
 闘っても勝てないから、逃げてるのかもしれない。(まあ、2月は逃げるだから、ちょうどいいのかもしれない。←論理性のない文。)
 でも、最近、気付いたことがいくつかある。

とことん話を聞く。

 けっこう自分勝手な意見は多いが、その点は目(耳?)をつぶって、とことん話を聞いてあげる。低・中学年は、教師についてこい、という形でいけたが、高学年はなかなか、そうはいかない。教師に対して、不満あり批判あり、そして、自分の意見というものをとりあえず持っているのである。
 今日、クラブのあと、数人の男子と数人の女子でトラブルがあった。最後には女の子が泣いていた。放課後、とことん話を聞く。あった事実もほんのささいなことまで聞き、なぜそんな行動をするようになったかまで、話させる。
 すると、なぜか満足そうな顔をするのである。
「誰かに謝ってほしいですか?」と聞くと、「もういい。」と全員がなったのである。とことん聞くだけで、たいていのことは解決するような気がするのだ。

(1999.2.1)