知的な授業をしなくては

 国語で、漢字の成り立ち(象形・指事・会意・形声)を教える単元がある。

①象形(ものの形を写して作った文字)
 象形の漢字の場合、もとのものの絵がどのように漢字になっていくかが面白い。 そこで、絵が漢字になるちょうど真ん中あたりの絵(漢字)を見せて、何の漢字か当てさせてみたい。ここはクイズ形式でやり、答えはノートに書かせる。
 10問ぐらいが適当であろう。伊東信夫・共著『漢字がたのしくなる本ワーク①基本漢字あそび』(太郎次郎社)から、探してみよう。
②指事(数や位置関係などを線や点などで示して作った漢字)
 これは、田中清之助『漢字が楽しくなる5分間学習低学年』(黎明書房)に載っている「漢数字のはじまりの話」が使えそうだ。
 ちなみに、「六」という漢数字は、ハの部分は腕、一の部分はにぎりこぶしで五、そして、上の点は指一本で、合わせて六という成り立ちになっている。
③会意(二つの漢字を組み合わせて、別の意味を表すようにした文字)
 漢字のたし算になるものをノートに書かせ、次々と板書させよう。
④形声(意味を表す部分と、音を表す部分とを組み合わせて作った文字)
 ③で会意文字を板書する中で、形声文字も出されるだろう。
 そこで、同じ音読みの漢字を発表させていったりする。

(1999.2.4)