土曜日のサークルで、原田誉一氏の言われた二つの方法を、今、思い出した。
・「あなたは、どう思いますか?」
子どもが質問してきたら、教師は上のように返すわけである。
例えば、体育のバスケで子どもが「試合中に相手を押したらどうなるのですか?」と質問したとする。
教師は「あなたは、どうなると思いますか?」と、その子に問い返す。
「反則になると思います。あぶないからです。」
という子どもの答えに受けて、「そうですね。そのようにしましょう。」と、教師は言えばいいのである。
原田氏はこのやり方を高木善之氏の『オーケストラ指揮法』から学んだそうだ。
・自力でさせる
算数のプリント。全部できた子から出させ、別の課題をさせておく。
原田氏は出した順に丸付けをしていき、1つでも×があれば、その子にプリントを返すそうだ。
そして、全部が○をもらえるまで、自力でさせるそうだ。
「絶対、友達と相談してはいけません。」
自力でさせきることによって、子どもは本当の実力を手に入れるのだろう。
(1999.2.22)