向山洋一『授業の腕をみがく』(明示図書)に載っている夜と昼の問題をした。
ある日の夜の時間は昼の時間より一時間短い。
ある日の夜と昼は、それぞれ何時間か?
板書し、「ノートに式と答えを書いてもってきなさい」と指示した。
向山氏の通り、黙って×をつけていった。
そして、10回目の×をつけたら、向山氏と同じように「まだ、できた人は誰もいない」と全員に言おうと思っていた。
しかしである。なんと5人目の子が正解してしまったのだ。(とてもおとなしくて、どんな時でもニコニコしている男の子が正解した。)
そして、そのあとは、正解が続出した。
もちろん、全然わからなくて、何度も×をもらってる子もいた。
さらに、私の学級が向山学級と大きく違うところは、すでに匙を投げてさわいでる子がいる、ということだ。
追試をしてみると、いかに自分の学級の実態が低レベルか、ということがわかる。でも5人目で正解したいというのは、たいしたものかもしれない。
(1999.2.25)