今の学級を持ち出す当初は、「荒れと闘う」という姿勢を私はとっていた。
しかし、今では非常に軟弱になってしまった。
よくいえば、比対立の立場をとるようになってきたのである。
闘うという姿勢で、こちらが向かうと、子ども達は「負けてなるものか」という思いで反抗してくる。
もちろん、力や知恵で、その子らを押さえる自信があれば、闘えばいい。
しかし、勝てそうもなければ、軟弱な対応をしながら、なんとか平和を維持していくしかない。
最近、気に掛けてることは、次のことである。
個人名をあげて、しつこく注意しなさい。
「○○さん、すわりなさい。」「○○くん、机の上なおしなさい。」
と、何度も個人名で命令してると、子どもは嫌になってくるようだ。
それよりも、「まだ、すわってない人がいる。」と言ったり、時には大きな声で「早くすわれや!」とどなってもいい。
名指しをしなければ、どなられたって、子どもはどうってことないのだ。
(1999.3.2)