伴先生が語る「なぜ男女の席を隣り同士にするか」の趣意説明です。
「基本的には男女だ。」
そうしないと、他のいろんなロジックが通らなくなりますからね。(中略)
「なんで、日本の学校は、男子・女子が、一緒の教室で勉強しているのか。」
「昔は、男女、7才にして席を同じうせず。」(中略)
「と言いました。でも今は、そうじゃなくて、新しい世の中になり、(中略)お互いいいところを学び合って仲良くやっていこう、という社会なのです。」
「ですから教室においては、男子と女子は隣の席、グルーピングもできるだけ男女の偏りがないような形でやっていく。お勉強はそうなのです。」
伴先生のすごいところは、趣意説明が格調高いところです。
以下は、『エンカルタ百科事典』の「男女共学」の項から引用しました。
日本では戦前、社会生活、家庭生活で「男女7歳にして席を同じうせず」というような男女差別観が強く、このことが教育の面にも浸透していて、明治期の学校教育は制度上は、原則的に男女別学主義がとられ、初等学校1学年と2学年をのぞいて男女別々に学級が編成されていた。
(2001.3.28)