伴先生の係り活動・読書指導

 伴先生の係活動のやり方を紹介します。今回は、まとめてみます。

《係りとは》
「自分たちで新聞作りたい」「ゲームを考えたい」などの文化的・体育的なものを自分たちで好きなグループでする。
《係りの人数》2人以上(複数加入可)
《教師の援助》物・道具を教師が用意する。
《いつ係りを作るか》黄金の三日間で作る。
《便利なこと》自習の時は、係り活動をさせる。
《システム》曜日ごとの給食時間に、係りの発表をさせる。
《大事なこと》必ず活動させる。
《活動してない場合》
「係りはちゃんとやらないといけないから、みんなの前で謝りなさい。」
(“悪いことをしたら謝る”これをきちんとやってやる。)
《2回3回と活動をしてない場合》
「そこはもう休業中みたいだから、別の係りに吸収されてもいいし、あるいは、新しいのを作ってもいい。相談しておきなさい。相談して決まったら、先生に報告に来なさいね。」
《係りができたら》ポスターを書かせて貼らせる。

 次は、伴先生の読書指導です。実にシンプルですよ。

「今、本借りてる人は、立ちなさい。」
「えらいですね。」
「本借りてない人は、立ちなさい。」
「借りなさい。」

 また、次のような指導もされています。

 授業が早く終わって、5分~10分ある時に、
「本を出して読みなさい。」(借りてる本は家に持って返っても、必ず学校に持って来ておくようなシステムになっている。)
「今、図書室の本借りてない子、後ろに集まりなさい。」
 わざと難しそうな本を渡して読ませる。

 だから、子ども達は自分の読みたい本を借りてくるわけです。

(2001.3.29)