「プラス思考で集団育成」の実践をしました。
設問1の5問中4問がマイナス思考という子が数人いました。5問全問プラス思考という子はいませんでした。4問プラス思考という子が数人いたので、少しホッとしました。
プラス思考=加点主義ということで、友だちの背中に貼った画用紙に、「友だちのいいところ」を書かせました。でも、今のクラスの実態では、悪口を書く子がいるのはわかっていたのです。
それでも、「実践してみなければわからない」という思いもあって、やってみました。見事、失敗でした。
ほとんどの子が悪口を書かれていました。
ただ、子どもの書いた授業の感想を読むと、「おもしろかった」「楽しかった」と書いてる子が多かったのです。悪口を書いたり書かれたりするのも、遊びのようになっているのかもしれません。
(背中に書く友だちは分かっているのわけです。)
子ども達の感想をいくつか紹介します。
・おもしろかったけど、悪口を書かれたから、いやだった。
・とてもわかりやすかった。プラス思考は体にいいんだとわかった。
・おもしろかった。こういうことをやっていると、自分のどこがいいかすぐわかる。
・楽しくなかった。
・プラス思考に考えると、長生きをすることがわかった。
・人間は、怒ったり、悪口を言ったりすると、病気や早死に引きおこす毒がでるというのを初めて知った。
・楽しかった。みんなほめてくれた。
・いろいろ背中に貼ってある紙に書いたり書かれた。けど、いいこともあったからよかった。
・プラス思考ってありがたいと思った。
・あまりおこらないようにしようと思った。
感想をサッと読んでみて、おおむね好評でした。
「書かせてみないと、わからない」というのは、まさにこのことです。
教師である私の方が、今日の実践をマイナス思考でとらえているのかもしれません。
子どもたちの多くは、今日の授業から、プラス思考のすばらしさを学んでいたのかもしれませんね。
(2002.2.19)