神田氏に言わせると、たいていの広告が、
自己満足広告=商品名+商品自慢+価格+連絡先
となっているそうです。
神田氏は次のように書いています。
「反応率が得られる広告っていうのは、自分のことを説明するのではなく、相手 のメリットを説明する。」
このことは、授業においても言えるのかもしれません。
教えたいことがあるとします。でも、それを加工せずに教えると、たんに教えたいことを教師が自慢してるだけのような授業になるのです。
教師が教えたいことを子どもが学びたくなるものに変える加工(工夫)が、必要なのでしょう。
資料や写真や物を見せる時、すぐに見せないで、じらせてから見せるのは、子どもが見たくてたまらなくなる気持ちを起こさせようとする、一つの加工であり工夫なのです。
自己満足の授業を何とかしていかなくてはいけません。
(2002.3.13)