天に漢あり

 TOSS大阪「みおつくし」の『漢字文化トークライン2002秋号』に載っている中谷康博氏の「漢字文化の授業 銀河を表している「漢」」を追試しました。

発問1 さんずいの漢字をノートに書きなさい。

 5分間で、最高が20個です。(何も見ないで見つけました。)
 個数の多い子から、3個ずつ書かせていき、途中から、
「これ以外に3個書ける人?」
と聞いて、書かせていきました。
 全部で、44個出ました。結構、子ども達は乗っていました。
 この後は、「漢」の昔の字体を見せ、旁はある色と土であり、色は何であるか聞きました。正解は、黄色です。
 黄色が、黄砂につながり、中国の漢水という川の周りの砂が、黄土であることを教えました。
 黄は、火矢を表していることや、黄河の「河」と揚子江の「江」の違いを考えさせたのです。「河」が直角の川で、「江」がまっすぐな川を表しています。
「天に漢あり」で、天にある「漢」とは何かを考えさせるのが、最後の発問です。 天漢・雲漢ともいいます。
 そう天の川(銀河)のことなのです。何度もやりたい授業の一つになりました。

(2003.2.17)