高橋正和『危機を乗り越える学級づくりの技術』(明治図書2003.12)に、次のような記述があります。
三年間持ち上がりで担任をして断言できるのは、新入生テストの点数と、高校受験前の点数はほとんど同じだということである。
クラス三八名中、二名だけ、努力して点数が大きく上がった中学生がいた。珍しい方である。
つまり
小学校卒業時で、子ども達の進学はほぼ決まっているということである。
小学校の教師もまた、子ども達の進路に大きく関わっているのだということを自覚してほしい。
点数が変わらないということは、中学校の三年間の授業は何なのだろう。中学校の教師も悔しく思ってほしい。
6年を担任している私としては、衝撃的なことです。
(2004.3.4)