久保学級ノートP.12に、レベル3の問題がありました。
問四、カヤックをこいでいる時気づかなかった音が聞こえてきました。どんな音ですか。(レベル③)
これは答えだけを見ても分かりにくいので、以下に教材文を示します。
じっとしていると、カヤックをこいでいるとき気づかなかった音が、少しずつ聞こえてきました。ピロロロロ─。ハクトウワシの、小鳥のようなさえずりです。が、辺りの森を見わたしても、姿が見えません。ポチャン─と、一ぴきのサケが、海面から三十センチほど飛び上がりました。谷間から、川の音かたきの音か、かすかな水の音がわたってきます。
ここの文章から、(作者:星野さんの)気づかなかった音を見つけ出すのです。
ノートに書かれた答えは、次の3つです。
◎ハクトウワシの、小鳥のようなさえずり。
◎一ぴきのサケが、海面から三十センチほど飛び上がった音。
◎谷間から、川の音かたきの音か、かすかな水の音
1つ目、3つ目は、文章からそのまま抜き書きしていいわけですから、レベル1の問いに近いです。
もしかしたら、答えが2つ以上あって、それを全部列挙しないと正解にはならないのが、レベル3なのかもしれません。
レベル1~4を私の推測でまとめてみます。
レベル1 答えを文章からそのまま抜き書きできる問い。
レベル2 答えを文章から探し、加工して書き出す問い。
レベル3 答えを文章から、全て探し出して書き出す問い。(?)
レベル4 文章に対して、自分の考えを述べる問い。
本当のところは、久保先生に聞いてみることにします。
ところで、問4は「どんな音ですか」と聞いているのに、「ハクトウワシの、小鳥のようなさえずり」が正解になっています。
さえずりが、鳴き声であり、声も音の一つだから、「さえずり」で正解になるのでしょう。「小鳥ようなさえずりの音」とすれば、「鳴き声の音」だから、かえって間違えになりそうです。「大声の音」と言わないのと同じでしょうね。
ここのところを久保先生がどう教えてみたかも聞いてみたいです。
(2005.2.22)