久保先生は,一つの教材を使って,様々な技法を子ども達に教えています。
「書かれていることから書かれていないことを推測する」こともその一つです。
問十,「幸運な種子」と書かれていますがなぜ幸運なのですか。(ノートP.16)
正解は「倒木の幹の上に落ちその倒木の栄養もらって大木になれるから」です。
大切なのは,この次です。
「幸運な種子」があるということは,裏を返せば,「幸運じゃない種子」もあるということです。
今日学んだことには,次のように書かれています。
ぼくは書かれていることから書かれていないことを推測することを学びました。そのことから,ほかのことも考えるとなんだか特した気分になりました。あと種子は倒木や土の上以外で例えば木の葉の上とかにも落ちるのかなと思いました。
これまでは,教科書に書かれていること,筆者の言っていることを中心に授業は進められてきました。でも最後の方で,書かれていないことにも注目することことも久保先生は指導しています。(指導の順序が考えられているのです。)
だから,子どもは「得した」気分を味わえるのでしょうね。
(2005.3.2)