物語・神話・演劇・映画などは、3幕構成で作られています。
序・破・急です。(起承転結でいえば、起承が序になります。)
授業も3幕構成で組み立てることができます。
【序】拡散的発問をする。(補助的発問や音読などもする。)
【破】集中的発問をする。(理由の発表、討論などもする。)
【急】集中的発問の結論を出し、学びを得る。
(実験や教師の解説があり、今日学んだことを書かせる。)
物語の序では、主人公の周辺が語られます。拡散的展開です。
破になると、事件が起こります。主人公は命をかけた選択に迫られます。集中的展開です。
急で、物語は集結に向かい、様々な問題が解決します。主人公は、自分の成長をふりかえり実感するのです。学びの獲得です。
この3幕構成が、授業に似ていることに、今日の朝、気付きました。(もしかすると、思い出したのかもしれません。)
授業は3幕だ、と考えると、ずいぶんすっきりします。
拡散的発問・集中的発問・今日学んだことが、序破急に一つ一つ対応することにも驚きました。おもしろいものです。
(2006.2.28)