理科「もののとけ方」で、濾過したミョウバン水にミョウバンがとけているかどうか話し合いをした後、それを確かめるための実験の方法を考えさせました。
これを1つでも考えつけるだけでも立派です。もちろん、見当違いもあります。
例えば「もう一度ろ過してみる」という方法。ろ過しても水溶液はろ紙を通るので意味がありません。
「冷やす」「蒸発させる」が教科書にある方法です。
でも子ども達はそれ以外の確かめ方を見つけてきます。
「なめてみる」「においをかぐ」というのは、当然出てきます。
すごいと思ったのは、「ふつうの水にろ過したミョウバン水を入れてみる」という方法です。水とちがうなら、何か変化があるはずです。
実際にやらせてみました。水を入れたビーカーに、ろ過したミョウバン水をたらすと、もやもやが見えたのです。まるで、お茶パックでやった実験のような感じです。(本当なら、水を入れたビーカーに水を入れるという実験もしてみる必要があります。)
同じ量の水とろ過したミョウバン水を電子てんびんで測ってみるという方法も出ました。やってみると、同じ10mlなら、ろ過したミョウバン水の方が0.5g重たかったです。(3年理科をしていても、まだまだ発見がいっぱいです。)
(2007.2.5)