生まれてきた時のこと

 自学帳の全員指定メニューとして、「生まれてきた時のこと」を家の人にインタビューするように宿題としました。(毎週木曜日は、自学帳全員提出の日なのです。)
 その自学帳に書かれていることをもとに、2分の1成人式のセリフを作ります。

「ごはんの時も、せんたく物をほしている時も、だっこだっこと泣いてねだっていました。」
「ほ乳瓶の乳首をいやがって、何こも買ってためしてもらいました。」
「泣き虫で4才までお母さんと手をつないでねてました。」
「小さく産まれて心配されたけど、いっぱい食べて大きくなりました。」
「助産師さんのたまごの人に見守られて生まれました。」
「24時間もかかって、やっと生まれました。」
「3才まで毎晩、夜泣きをしてめいわくをかけました。」
「2才半、初めてのプール、怖がらず楽しく浮いていたそうです。」
「保育園に行かず、お母さんの仕事場についていくといって泣きました。」
「小さかったので、生まれてすぐに保育器に入れられたそうです。」
「3604gもあり、逆子だったので、手術で生まれてきました。」
「生まれる前まで女の子だと言われていたのに、ぼくが生まれて、みんなびっくりしたそうです。」
「お母さんがいないと、大声で泣いて、近所の人にうるさいと言われたそうです。」

 各クラスで10人程度作り、そのセリフに関係している子に読ませようということになっています。
 呼びかけのセリフは、①生まれた時の思い出、②10才になってできるようになったこと、③将来の夢(1人ずつ全員)の3部構成です。
 来週の月曜日に、誰がどのセリフを読むかを決め、火・木・金・月と4日間を毎日1時間練習に当てる予定です。
 10才になってできるようになったことのいくつかは、実際に講堂で子どもたちにさせていきます。
 二重跳び、跳び箱、側転、倒立ブリッジ、前方倒立転回など、どれか一つをさせていきます。
 立ちブリッジは、クラスの男女ごと全員させます。
 立ちブリッジがまだできない子は、放課後、多目的室で特訓させていきます。
 とにかく来週が勝負です。
 できれば全員の版画の作品も見てもらいたいとも思っています。
 来週14日は、関西青年塾の講座の講師をつとめることになってます。
 その準備(資料の印刷など)もあります。
 余裕がないからこそ、何だかやる気がわいてくるから不思議です。

(2009.2.5)