図難於其易、為大於其細

 2010.2.9の産経抄より。

 中国の思想家、老子が2500年前すでに、危機管理の要諦を、「図難於其易、為大於其細」と述べている。作家の新井満さんの「自由訳」ではこうなる。「大きなトラブルは 小さいうちに むずかしいトラブルは やさしいうちに 片付けておかなければならない 表面にあらわれてしまってからでは 遅すぎるのだ」

 トヨタ自動車のリコール騒動を受けて書かれたものである。
 これは学級経営にも言えることである。
 学級で起こる様々な問題は、小さいうち、やさしいうちに取り上げて、解決していく必要がある。最初の小さいうち、やさしいうちに、細心の注意を払い、気合いを入れて解決に当たるべきなのだ。
 物隠しがあれば、物隠しのあった一番最初のときに、クラス全員を席につけ、机の上を全て片付けさせ、それからあった事実を語るべきなのである。それから、その事件に対する全員の見解を言わせる、これが大切なのである。
 全員の見解を言わせることで、クラスの共通認識ができるのである。
 物隠しであれば、「それは許し難いことだ」という認識を全員の中に植え付けるのである。
 そうすることで、第二、第三の事件が防がれていくのである。

(2010.2.28)