『授業のチカラ2011年2月号』での伴先生の別れの語りを抜粋します。
だけども、そのことで終わってはダメで、みなさんは4年生になれば、また新しい学級で、また新しい友だちと新しい先生と、この一年以上に楽しい一年を作っていかなくてはいけません。それが生きていくということです。今までの思い出はよかった、いい学級だった、楽しかった、それはそれでいい。だけどもそれに、思い出に浸っていてはダメです。新しい学級にはまた新しい友だちがいて、新しい先生に新しい先生のいいところがあるのです。そういったことと真剣に向かい合って、自分が何ができるのか、先生が替わったからダメだとか、友だちが替わったからダメだとか、学級が替わったからダメだ、そういう風に、人のせいにしてはいけません。この一年を4年生になった一年をみなさんは自分でいいものにしていく、あくまでも自分が新しい学級、新しい教室で、いい友だちを作り、自分自身もいい友だちになっていく、ということをやっていかなければなりません。ですから、この一年のことは、今日一日ですっぱり忘れて、いい学級だったな、いい3年生で過ごせたな、それはそれでいい、だけども、そのことと、べっこの4年生、新しい4年生としての自分の学級、あるいは自分の生活、自分の学習を作っていきたい、思います。
新しい未来に対して、他の人のせいにするのではなく、自分自身がよりよい未来を作っていってほしいのです。
(2011.2.11)