簡単な練習で手を抜くな

 東京の松崎行雄氏が、『こんな指導で教師も子どももやる気が出る』(明治図書)2003.5の中で、次のような語りを書いています。

 プロ野球で桑田真澄というピッチャーがいます。
 高校生の時から大活躍して、巨人に入ってからも長年活躍している中心選手です。
 その桑田がある週刊誌のインタビューで次のように話していました。
「プロ野球の選手にも、一流になる選手といつまで経ってもダメな選手がいる。そういう違いは、練習のときからはっきり出る。一流になる選手は、どんな小さな練習にも集中して取り組む。キャッチボールをやるときでも、ぼくは、一球一球投げるところを決めている。今度は相手の右肩、今度は相手の左耳……という具合に。ところが、いつまで経っても二流の選手は、簡単な練習で手を抜く。ぼくの経験では、どんなことでも、真剣にやったことだけが体の中に残る」 P.35

 この後、松崎氏は、漢字練習でも一マス一マス集中して書くことを語ります。
 この話は、いろんな場で使えますよ。

(2003.6.21)