連れ読みとカルタ

 連れ読みとカルタの似ているところが分かりますか。
 それは、どちらも教師がコントロールでき、一時に一事の指示がしやすいところです。

教師「大きくなったら なにになるんだ」
児童「大きくなったら なにになるんだ」
教師「背筋を伸ばす、頭に血が回って、賢くなります。」
教師「そう聞かれたが まだわからない」
児童「そう聞かれたが まだわからない」
教師「○○くん、姿勢いいねぇ。」
というように、連れ読みしながら、一時に一事で指示できます。
教師「戦いの悲劇 ゲルニカを描いた画家 ピカソ」
 児童、カルタをとる。
教師「とる時は、ハイと言ってとります。地球が回る~」
 カルタとカルタの間で、一時に一事で指示することができます。
 また、カルタでは、読み方を教師がコントロールできます。
教師「戦いの悲劇……………………ゲルニカを描いた画家 ピカソ」
 どこで間をとるかも、教師がコントロールできるわけです。

(2011.3.31)