倉持保男「雨のいろいろ」の問いの段落を探させました。
第五段落をあげる子はいましたが、正解は「なし」です。でも、
「五段落を選んだ子は、センスがいいです。」と、ほめました。
問いがないので、答えではなく、まとめの段落を探させました。
このように、日本人は昔から季節ごとの雨に関心をいだき、多くの名前を付けたのだと考えることができます。
段落番号を書かせて持ってこさせると、ほとんどの子が正解しました。
「まとめの文を答えの文とします。問いの文を考えなさい。」
この問いの文は、五段落を加工すればいいのです。五段落は、こうです。
世界の多くの国々では、雨を表す言葉が一つしかありません。しかも、雨の降る様子を表す言葉も、日本ほどたくさんはありません。それに比べて、日本にはなんと雨やその降り方を表す言葉が多いのでしょう。
「日本にはなぜ雨やその降り方を表す言葉が多いのでしょうか。」とすればいいのです。子どもから出ました。この問いに合わせて答えの文も変わります。
「日本人は昔から季節ごとの雨に関心をいだいたからこそ、雨や振り方に多くの 名前を付けたのだと考えることができます。」
何にしても、突っ込みどころのある説明文でした。
(2012.2.27)