今日の国語では、数詞をたくさん見つけさせました。45分間で100個です。時間があれば、まだまだ出そうな感じでした。
明日は、飯田朝子「数え方でみがく日本語」をします。音読練習後に授業プランを考えます。
1)題名「数え方でみがく日本語」を2つに分けるとしたら、どこで分かれますか。
(「数え方で/みがく日本語」か「数え方でみがく/日本語」かに分かれる。話し合わせるが、この場ではどちらが正解かは言わない。)
2)説明文全体を2つに分けるとしたら、どこで分かれますか。
(1~9と10~12の間、線を引かせて持ってこさせる。)
3)前半は何について書かれていますか。(数え方←3文字で)
4)後半は何について書かれていますか。(言葉の筋力←5文字で)
5)筆者が一番言いたいのは、何段落に書かれていますか。
(6段落と11段落に分かれるので、話し合わせる。)
6)6段落で一番大切な文はどれですか。(→その文を写しなさい。)
(「日本語の数え方は、数えるものについて、それがどんなものであるのか、話し手はそれをどうとらえているのかという情報を補う役割があります。」)
7)11段落で一番筆者が言いたいところはどこですか。(→その言葉を写しなさい。)
(「「言葉の筋力」を取りもどしましょう」)
8)この文を誰でも分かる文に書き直しなさい。
(「言葉が本来持っている力をとりもどしましょう」)
9)一番言いたいのは、6段落か11段落かを話し合わせる。
10)作者が一番言いたいのは11段落であり、言葉の本来持っている力を取りもどす一つの方法として、数え方にこだわることを提案していることを話す。
11)ならば、題名はどう区切るべきか、もう一度考えさせる。
12)数え方で(数え方を使って)日本語をみがくとなるので、「数え方で/みがく日本語」と分かれることを話す。
物語文も面白いですが、説明文も授業するには面白いです。
今回の教材研究は、帰りの電車の中でほぼ出来上がりました。説明文を全文読み、この説明文が10段落で大きく話が変わってることに気付きました。形式段落を打ち、筆者が言いたいのは11段落で、前半なら6段落なのは分かりました。
どちらの段落がより筆者が言いたいのかを話し合わせれば授業になるなと、ここで授業の骨格が決まりました。
家で、この考現学に授業の流れを書くときに、題名を2つに分けさせることができることに気付きました。題名を2つに分けさせ、全体を2つに分けさせ、全体の分け方、どちらが大事かが分かれば、題名の分け方も分かる、という授業構成が出来上がったわけです。
(2012.2.28)