誰のための卒業式か

 今日は、6年生だけの卒業式の呼びかけの練習です。
 最初に、前回声が小さかった子を立たせて、言わせていきました。それでも小さい子はひな壇に立たせて言わせました。
 それから全員座らせて、
「卒業式は誰のためにするんですか。」
と、たずねていきました。
「親のため」「自分のため」「みんなのため」が出ました。
「家の人は自分の子の声が小さかったら、なんで内の子だけ小さいんだろう、恥ずかしいな。と思ってショックを受けます。もちろん、気にしない家の人もいるでしょう。」
「先生は、6年の先生の指導があかんな、と思われるので、少し嫌です。」
「校長先生は、今年の6年生今一ですね、と言われると、落ちこむでしょう。」「自分のためにがんばれない人は、他の人のためにがんばってください。他の人 のためにがんばれない人は、自分のためにがんばってください。それでもがん ばれない人は、椅子にすわって休んでいてください。」
 この後、呼びかけを1回通しました。声の小さい子が前よりは大きくなっていました。「残すかもしれないよ」と言ったことも効果があったのかもしれません。

(2012.3.14)