ニホンとニッポン

「MAINICHI RT2013.1.6」(毎日新聞社)に、次の記事がありました。

 アジアには二つの国名を持つ国がある。一つはミャンマー。軍事政権時代の国名変更をアウンサンスーチーさんら民主化勢力が認めず、ビルマ(英語はBURMA)を使い続ける政治的事情がある。

 さて、もう一つの国はどこでしょう。
「韓国」と思ったかもしれません。「大韓民国」とも言うからです。
 でも韓国は、大韓民国の略称にしか過ぎません。

 もう一つの国は日本だ。漢字で書けば同じだが仮名にすると「にほん」と「にっぽん」。両者の併用は遅くとも室町時代には始まっていたといわれる。一本化をもくろむ動きもあったが、09年に内閣は国会で「いずれも広く通用しており統一の必要はない」と答弁した。

 大日本(につぽん)帝国憲法に対して、日(に)本(ほん)国憲法。
応援を聞くと「ニッポン、チャチャチャ!」と言ってます。切手やお札のローマ字表記は、NIPPONです。NIHONだと、フランス語読みすると「におん」になるそうです。
 まあ何にしても、どちらでもいい、ということぐらいは知っておくべきでしょう。要は語呂の問題かもしれませんね。

(2013.2.17)