『小学算数5年下』(日本文教出版)に次の問題があります。
表の中は、授業中に子どもたちに答えさせながら、書き込んだものです。
この問題は表を完成させることが目的ではありません。表を見て、頂点・辺・面の数の関係を調べることが目的です。
頂点の数は、底面の形の数(四角形なら4、六角形なら6)×2で出ます。頂点は、2つある底面にそれぞれあるからです。
辺の数は、底面の形の数×3です。底面に形の数の辺があり、底面は2つあり、さらに側面に底面の形の数だけの辺があるから、3倍となるのです。
面の数の関係が見つけにくいです。
四角形なら側面が4面、六角形なら側面は6面。底面の形の数だけ側面があります。角柱は、側面と底面でできてます。底面はどの角柱でも2つです。それゆえ、面の数は、底面の形の数+2となるわけです。
(2013.3.8)