向山流教材研究の仕方

 谷和樹先生からお聴きした向山流教材研究の仕方です。

1)いくつの問題があるかを調べよ。(全体を確定せよ。)

 例えば、1位数+1位数であれば、1+1、1+2、と書き出し、全部でいくつの問題があるかを調べるのです。
 昨日、大和川の付け替えの教材研究を少し書きました。でもそんなやり方では教材研究とは言えないのです。まずは、大和川の付け替えの学習で、教えることがいくつあるのかを書き出すところからいかないといけないのです。

2)書き出した問題を分類せよ。

 1位数+1位数であれば、大きく2つに分けると、10以上にくり上がるたし算と、くり上がらないたし算に分けられます。さらに、ちょうど10になるたし算や、ちょうど5になるたし算、0をたすたし算などにも分けられます。
 問題の分類ができれば、最低限、どの問題を教えたらいいかが見えてきます。
 このあとは、どういう順で教えるかを考えればいいのです。
 これは、問題のある学級を建て直すときにも当てはまりそうです。まずは、いくつの問題があるかを書き出し、それらの問題を分類し、どの問題から順に怪傑していくかを考えるのです。
 あらゆることをこの手順で紐解いていくことができそうです。

(2014.2.10)