『新しい国語 四下』(東京書籍)に、次の文が出てきます。
①にわにはにわにわとりがいる。
②庭には二羽にわとりがいる。
「漢字を使って読みやすい文を書こう」という単元です。
ひらがなやかたかなの一字一字は、読み方だけを表します。それに対して、漢字は、一字一字が読み方と同時に意味を表します。
これは、表音文字と表意文字の違いを言っているのです。
③わたしはいしゃになりたい。
④わたしは医者になりたい。
⑤わたし歯医者になりたい。
漢字で書き表すことで、医者か歯医者、どっちになりたいかが分かるわけです。
まあ漢字に直さなくても、「わたしは、いしゃになりたい。」と読点を打ってもできるのですが。
さて、「にわにはにわにわとりがいる」でネット検索すると、
うらにわにはにわにわにはにわにわとりがいる
が出てきました。実は、この文は、800通り以上もの意味の取り方があるそうです。裏・庭・ワニ・埴輪・鳥・ニワトリなどが出てくるそうですよ。
(2014.3.1)