間違えた子は何度も当てる

 TOSS動画ランド、河田孝文「算数~どの子も「かしこくなった!」と実感する河田流算数授業のシステム~」より。
「算数の教科書は、仕組みを教える部分と、スキルを教える部分があります。」「仕組みというのは、なぜそうなるかかが書かれてる部分です。」
「スキルというのは、解き方です。」
「仕組みは1割、スキルは9割。」
 0.6÷3のスキルは、次のようになります。

1)式、0.6÷3と書きます。 
2)「6÷3は?」「2」
3)0.6÷3の6の真下に、2を書く。
4)「あとは、小数点を下ろして、0をつければ答えが出てきますから、0.2。」

 あとは、このスキルを何度も使わせ、マスターさせていきます。
 このとき、「次、何しますか。」で間違えた答えを言ったときは、10回ぐらい当ててできるようにさせていくそうです。
 それで、その子が泣いたら、河田先生は、
「人生にはつらいことがいっぱいある。そのぐらい泣いてたらだめだよ。」
と、声をかけるそうです。

(2014.3.3)

 間違えた子に、何度も当てるという河田先生のやり方を真似してみました。
 今までは、全員が均等に当たるような指名の仕方をしてました。
 それゆえ、一度当たると油断をしてしまうのです。
「面かに、垂直な辺はどの辺ですか。檜垣くん1つ言いなさい。」「辺キクです。」
「違います。金子さん、どの辺ですか。辺イキです。」「正解です。」
「まだあります。どの辺ですか、檜垣くん。」「辺ウクです。」「そう、正解。」
 その後、面かに垂直な辺を出させてから、
「面かに垂直な辺を全部言いなさい。檜垣くん。」「…。」
 油断してるのです。他の子の意見を聞いてないのです。
 今回、そうやって何回も当ててみると、正解の答えを聞いて、それを覚えている子が少なかったのです。
 何度も何度も当てて、パッと答えられるようになった子に、
「よしできた。檜垣くん、卒業です。」
と、連続当てから開放してあげたのです。
 何度も何度も同じ子を当ててると、逆に教室のムードが明るくなりました。
 満遍なく当てることは、教室の中に弛緩したムードを作るのかもしれません。
 何度も当てて、その子を主人公にすることも大切なのです。

(2014.3.4)