討論の授業までの段階的な指導

 昨日、中原先生のお宅にうかがったときに、次の資料をいただきました。

伴一孝氏講座テープ起こし「討論の授業までの段階的な指導」
(『第7回長崎向山塾「豆電球と乾電池」』より)

すばらしいものをもらいました。(中原さんのお宅にうかがって、よかった!)
 資料の中から、抜き書きしてみます。

《討論の授業までの段階的な指導》
第1ステップ「…がある」

 これをご覧になって、まずノートに、「何々がある」という感じでたくさん書き出していってください。絵を見て何々がある、それだけで結構です。
時間は1分。8個以上。……8個越えた方。いらっしゃいますね。半数です。
あと10秒。…はい時間です。

 この後、列指名で言わせる。
 指名なしで発表させる。

「間を空けるな」
「間が1秒以上開かないようにしなさい」
「今から1分ちょっとでやりますから、その間に一人が必ず2回は発表して ください。」
「まだ2回言ってない方。はいお願いします。」
 言えない子、言わない子は、必ず最後に立たせて、必ず言わせる。
「ちゃんと言わなきゃだめだ、間違いも何もないんだから、言うことなしに成長はしないんだよ。」

第2ステップ「箇条書き」

 そのグラフを見て、気づいたこと、思ったこと、分かったことを箇条書きにしていってください。時間は1分間です。3つ以上。……30秒経過です。
……3つ書けた方。はい、半数います。…あと10秒です。
…はいそこまでです。3つ書けなかった方、いらっしゃいますか。起立。書けたら座ってください。
 他の子は、まだたくさん書いて待ってなさい。

 指名なし発表。

 発言してない方、いらっしゃいますか。確認します。じゃあ立って、何か言って座ってください。
(発表)
 何だ言えるじゃないですか。それでいいんですよ。

第3ステップ「文章化」

 2枚を並べてみて、考えられることをノートに書いてみてください。時間は2分。ご自分のノートで3行以上。べたべたべたべたと書いていってください。箇条書きではありません。考えられることを、べたべたべたべたと書いていってください。
……行徳先生は2行目に突入しています。
……井上先生も1行書き終わりました。
……今1分経過です。……あと15秒。
……はい、3行越えた方。はい、素晴らしいですね。

(このステップ通りすれば、討論できる学級にできそうな気がします。 荒井)

(2000.4.4)