充実した一日

 職員朝会の間、教室では、昨日誕生した係の一つのイベント係が、何かクイズのようなことをやっていました。
 教室には、すでに係のポスターが貼られています。掲示当番が貼ったのです。
 係の一つには、ポスターの書き直しを命じました。ポスターの紙にたくさんの折り目がついていたからです。(こういうところを大目に見ると、どんどん子ども達はいい加減になっていくのでしょう。)
 廊下の花瓶には、私が離任式でいただいた花が生けられています。
「あと1分です。」
 イベント係のリーダーに、制限時間をつげました。
 2,3分後、終わりました。
 このぐらいのオーバーは、大目に見ます。
「昨日作った係が、もう今日やってるなんて、素晴らしいですね。」
「では、朝の挨拶をしましょう。」
 日直、席の順で二人ずつです。
「起立。気を付け。朝の挨拶を…」
 ここで、私は遮りました。
「まだ、全員が気を付けしてません。指示を出したんだったら、その通りになっているか確認しなければいけません。」
 そして、朝の挨拶。
「大事なことから行きましょう。昨日、検尿か蟯虫を忘れた人、立ちなさい。」 8人、立ちます。
「出した人は、すわりなさい。」
 8人とも、すわりました。二日間で、全員提出、というのはすごいことです。
 こんな風に、一日の朝が始まります。
 ピシッとしているのです。
 1時間目は、漢字スキルの使い方で1時間かかりました。
『赤ネコ漢字スキル』を配り、記名をさせ、確認。
 裏と表紙裏の使い方を連れ読みで読ませます。
「指で正しく書けるようになったら、というのは、手本の字をかくして、指で書 けるということです。」
子ども達は、しっかり書き順を言いながら、指書きをしました。
 理科では、仮説の「空気と水」の1問目をしました。
 予想を立てさせた後、「~だから、というように、から、で終わるように理由を書きなさい。」と指示し、そして、全員に理由を発表させたのでした。
 総合で、シンナーダメの授業をし、体育では、跳び箱を全員が跳べるようになったのです。(こうして、一週間が終わりました。)

(2001.4.13)