「~がある」だからこそ

 法隆寺を建てている絵のプリントを配り、7,8分ほど色塗りの時間をとりました。(時間があれば、20分ぐらいとります。)
 次に、ノートの左ページにノリづけさせ、ノートの右側に「~がある」「~がいる」という形で、書くように指示しました。
「3つ書けたら、持ってきなさい。」
 ○をつけ、板書させます。
「黒板に書いた人は、10個見つけなさい。」
 全員がノートを持ってきたあたり、黒板のを順番に発表させます。
 ここはリズムよく、次々、言っていかなくてはいけません。
「人がいる。」「屋根がある。」「法隆寺がある。」
 途中、間があきます。
「遅い!」と、私の叱責が入るのです。
 ここはほめるところではなく、ここでこそ、叱るところなのです。
「声が小さい。もう一度。」
 読むのは、ほんのわずかな字数です。
 だからこそ、ここで、とぎれずに読むこと、大きな声で読むことを要求できるのです。この基本的な指導を4月は繰り返し、していく必要があるわけです。

(2001.4.18)