遠足指導

 昨日は、考現学を2回書いてしまいました。
 夜は忙しいと思い朝書き(今は朝)、それを忘れて夜も書いてしまったのです。 それだけ今は、書きたいことがたくさんある、ということです。
 昨日は、遠足の事前指導をしました。
 1年生を迎える会で講堂に向かう時、私は一番後ろの二人に、

 明日は遠足ですね。きみたち二人は先生の代わりですから、前の人が間をあけていたら、間をあけないよう、優しく注意してください。

と、お願いしておいたのです。(伴先生の指導の追試です。)
 教室では、

 歩くときに間をあけると、列が長くなって、遅れます。遅れると、電車に間に合わないかもしれません。1組は先頭ですから、2組・3組にも迷惑がかかります。間をあけないように、歩きなさい。

「間をあけないで歩く」この一点に絞った事前指導をしたのです。
 いよいよ今日は、遠足当日です。
 今日は歩き方とは別に、電車の乗り方も指導しようと思っています。
 昨日、思いついたのは、次のような指導です。
 電車に乗り込む前のホームで、言うつもりです。

 これだけ友だちがいて、せまい電車の中で静かにするというのは、とても難しいことです。
 だからといって、みなさんがさわぐと、他のお客さん達の迷惑になります。
 そこで、どうすれば、静かに遊べるか、それを考えて実行してみて下さい。

 ただたんに静かにする、というのは、行動がとても消極的です。
 消極的な行動を積極的なものに変えるため、「静かにできる遊びを考える」という行動をとらせたわけです。
 ふと思いついたことですが、もし手話をある程度おぼえていたら、手話で、しりとりができるかもしれません。
 今回、5月30日に、「聴覚障害について」の研究授業を私がします。
 今回の電車での出来事も、この研究授業に関わっていけば、面白いかな、と思ったのです。
 仕事というのは、点ではなく、線でつなげていくものなのですから。

(2001.4.19)