『新版 理科6年上』(啓林館)に、「火と空気」という単元があります。
最初の見開きには、次のようなものが載っています。
・「炉」の中で燃えるごみ、の写真
・送風機の写真
・ごみ焼却場の写真
・飯ごう炊さんをしている2枚の写真
・3つカンを使った木ぎれを燃やす実験の絵 他
最初に気になったのは、「飯ごう炊さんをしている2枚の写真」でした。
『2枚の写真を見て、そのちがいを見つけなさい。』という発問ができます。
上の写真では、火がうまく燃えてません。一方、下の写真では、火がよく燃えています。写真の絵をよく見くらべると、その原因がわかります。
子ども達が真っ先に気付くのは、うちわのあるなし、でしょう。
『みなさんが開いているページに、うちわと同じ働きをするものが載っています。見つけた人は立ちなさい。』
そう、送風機です。教科書というのは、よくできているのです。
(2001.4.24)