勝手に5年生担任じゃないかな、と予想して、次の本を読んでいます。
向山 洋一編/教室ツーウェイ編集部編
ビギナー教師のためのTOSSが提案する教育技術入門学年別シリーズ 1
『5年生の担任になったら・・・365日の教育設計』(明治図書)
この本の中で、田村治男氏は「始業式の前日までが勝負なのである」という項目をたてて、次のように書いています。
始業式前には様々な雑務や準備がある。
ロッカーや下駄箱への名札シール、掃除用具の点検、出席簿や児童名簿の準備、教室掃除などの雑務。
子どもの名前と顔を覚えること、学年経営の話し合い、黒板へのメッセージ書き、前担任からの引き継ぎ、始業式から1週間(特に3日間)の予定と授業の用意、学年・学級通信、時間割などの準備。
始業式前日までの雑務や準備は、何のためにするのだろうか。
それは、一学期の授業経営や学級経営をスムーズに進めるためにするのだ。
ここでできる限りの雑務や準備をしておかないと一学期がスタートしてから小さな問題が起きる。
その解決や処理に時間がとられる。その結果、学校生活や授業のリズムが少しずつ狂いだす。
授業どころではなくなることもある。修復には膨大な時間が必要になり、学級経営がきしみだす。
多少、表現が大げさかな、とも思えます。
でも、新学期の雑務というのは、確かに結構あります。
特に、私のように毎年、新しい学校に行くことになると、学校のどこに何があるかもわかっていません。
前の学校にある物が、今の学校にない場合だってあります。
そのことに、授業をする朝に気付いても遅いわけです。
私の場合、まだ担任が決まっていません。
それでも、できることは今から、準備しておいた方がいいのです。
例えば、パソコン内に、新学期フォルダを作りました。そして、その中に、新学期に使う学級記録表や時間割などの昔の文書をコピーして、入れていくのです。 こうした新学期に備えた準備は、新学期をイメージできればできるほど、多くのことを前もって、やっておけるものです。
(2002.4.1)