キャッチコピーの作り方

 同僚の4年生が研究授業をされます。「キャッチコピーを作る」のが、本時の展開となっています。
 今回、自分なりに教材研究してから、研究授業を見に行こうと思っています。
 そうする方が、授業に対する観点もできるし、討議会でも代案の示すことができます。漠然と見ていても、学ぶことは少ないはずです。
 とりあえず、思いつきで考えた私の展開は、次の通りです。

①キャッチコピーを作る商品を提示する。(写真のみ)
②「この商品が買いたくなるようなキャッチコピーを考えましょう。」と投げかけ、キャッチコピーの一文を書かせる。
③板書・発表させ、買いたくなるキャッチコピーに手をあげさせる。
④「安い」とか「おいしい」とか、最初の写真で分からないキャッチコピーをとりあげ、嘘を書くと、誇大広告になると、教える。
⑤商品に対する情報がないとキャッチコピーをうまく書くのは難しいということに気づかせる。
⑥最初の商品の情報を与えてから、もう一度、キャッチコピーを書かせる。
⑦発表後、プロの書いたキャッチコピー(体言止め)を紹介する。
⑧次の商品の写真と情報を提示。前の板書から、体言止めしているキャッチコピーを取り上げ、体言止めでキャッチコピーを書かせる。
⑨板書、発表。比喩で書いてあるものを取り上げる。
⑩プロの書いたキャッチコピー(比喩)を紹介。
⑪次の商品の写真と情報を提示。比喩を使ったキャッチコピーを書かせる。
⑫板書、発表。
⑬プロの考えたキャッチコピーを写真と一緒に次々提示。
⑭「商品をヒットさせるためのキャッチコピーを作るためには、次のような工夫をすればいいです。」の文に続けて、その工夫を箇条書きさせる。
⑮エモーショナル・マーケティングを語る。買い手の感情に訴えることが一番効果的であることを教える。

 売れている商品をホームページから探して、キャッチコピーを見つけていく作業が必要です。
授業の展開を考える上で、下地としたのは、伴先生に教えていただいた向山型作文の書かせ方です。
 まずは書かせ、評定し、情報を与え、もう一度書かせる、というやり方です。 最初から100点のものを書かせようとはしない、ということです。
 1段階ずつステップアップさせていくことで、子どもに力をつけるのです。

(2004.6.26)