とにかくほめよ!

 向山洋一・伴一孝監修・TOSS向山洋一体育実践研究会著『21世紀の授業づくり65 向山型体育の「個別評定」と「授業システム」』(明治図書)2003.4の中で、伴氏が、斎藤喜博氏の次の言葉を紹介しています。

 一人一人の子どもに必ずどこかいいところがあるんです。いいところを指摘することによって、子どもは悪い部分も、いいところへ統一して、全体を美しくしていきますからね。

 子どもをよく伸ばそうと思えば、教師が子どものいいところを指摘し続けるだけでいいわけです。
 いいところを指摘していくことで、悪いところが少しずつ消えていく(=統一されていく)わけです。
 ということは、裏を返せば、悪いところを指摘していたばかりでったら、その子どもは「わるいところへ統一して、全体をみにくくしていく」わけです。
 とにかく子どもをほめること。
 1にほめ、2にほめ、3,4がなくても5にほめるということです。
 でも、ほめるって、難しいことです。

(2003.4.28)