算数の授業は、教科書どおりにすすめ、子どものつまずきそうな所を補填していきます。
例えば、5年「小数と整数」(『小学算数5年上』(大阪書籍)より)。
①タイトル「1 小数と整数」をノートに書かせる。
②「ポットに入っている水のかさは何ℓですか。」(答えをノートに書かせる。)
③「1.7ℓを別の言葉で言いかえなさい。」(マルチ発問)
「1ℓと0.7ℓ」「1ℓと0.1ℓが7つ分」「0.1ℓが17つ分」「1ℓと7/10ℓ」というように言いかえさせることが、小数の学習に活かされるでしょう。
④「やかんに入っている水のかさは何ℓですか。」
(「今は、「1.7ℓとちょっと」ということにします。)
⑤「ちょっとは、0.1ℓより大きいですか小さいですか。」(セレクト発問)
⑥「0.1ℓより小さいかさは、どう表せばいいですか。」
⑦ 発表させた後、教科書のけんたとみさきの考えを読ませる。
⑧ 教科書の定義をそっくりそのまま写させる。
⑨ 問題をとかせていく。
問題のとかせ方も、様々な工夫がいるでしょう。
そこは模擬授業の中で語っていこうと思います。
(2007.4.3)