作文コメント力

 図書館で借りた本で、ここはというところに付箋紙を貼っていきます。そして、そのページを学校でコピーするのです。
 本を学校に持って行くのはかさばるので、考現学に引用できそうなのは、引用してしまいます。引用したところは付箋紙をはずします。付箋紙が全部はずせたら、本を図書館に返すということになるのです。
 中谷彰宏『運が開ける勉強法』に、あと1枚だけ付箋紙がついていました。

ノーベル賞を受賞した利根川進先生の息子さんは、日本とアメリカの両方の学校に通いました。
 彼は「スキヤキ」というタイトルで作文を書きました。「僕はスキヤキが大好きです。中でも肉が大好きです。だから、いつも肉ばかり食べます」という内容です。
 それに対して、日本の学校の先生は「肉ばかり食べないで、野菜も食べましょう」というコメントをしました。(中略:荒井)
 一方、アメリカの学校の先生は、「今度、先生にもスキヤキのつくり方を教えて下さい」というコメントをしました。(中略:荒井)
「先生にもスキヤキのつくり方を教えて下さい」と言われたら、どうやって先生に説明しようかと、パート2を書く意欲がわくのです。

 次を書く意欲をわかせるの教師のコメントということです。

(2007.4.30)