いよいよ明日が、湯里小4年1組の学級開きです。
1日の流れをシミュレートしてみます。
1)着任式・始業式
桃太郎で自己紹介。担任発表で大きく「ハイ」と返事する。校長先生に、「名前を言った後に返事をするので、間をあけてください」と頼んでおこうと思う。間を開けずに、次の先生の名前を言われたら、「ハイ」が言えなくなってしまう。
校歌を歌っている時に、誰がよく声を出しているか見て聴き、あとでほめる。
退場の途中で、「教科書を一緒に取りに行ってくれる人?」募集。手を挙げた前から6人がお手伝い。手を挙げた子が多いことをほめる。
2)始業式で並び方、歌い方がよかったことをほめる。
3)4年1組の担任になれたのが嬉しくて名前を覚えてきたことを話し、全員暗唱する。途中でつまっても教えないように言っておく。名前を呼ばれたら大きな声で「ハイ」と返事をすることを言っておく。返事のいい子をほめていく。最後の1人をあえてゆっくり言い、拍手を誘う。拍手があったら、拍手してくれたことをほめる。
4)学校に来る目的を話す。勉強するため、仲良くなるため。
5)先生はどんなクラスになってほしいのかを話す。「助け合いながら、前向きに努力し続けるクラス」。
6)跳び箱が跳べない子、漢字が苦手な子、逆上がりができない子を聞いていく。先生が一生懸命できるように教えていく。みんなもがんばること。できなくてもまちがえてもいい。そこから「助け合いながら、前向きに、努力し続けたらいい」
7)これだけはどうしても許せないことがある。それはいじめだ。仲間はずれをしたり、ある子だけにいたずらしたり悪口言ったり、そういうのは許せない。いじめられている子が一人でもいるなら、他のことがどれだけ素晴らしくても全てダメだ。人の苦しみの上に、自分たちの幸せを築いてはいけない。
8)男女仲良く、一緒に勉強し、一緒に楽しいことをしよう。
9)明日はみんなに30秒で自己紹介をしてもらう。1年間一緒にすごしても、まだまだ知らないことがあるはずです。例えば、好きな食べ物です。「クラス全員の好きな食べ物を知ってる人?」全員に好きな食べ物を言わせる。「私は…が好きです。」という文型を教えて言わせていく。何を言うか考えてきて練習してくるのが宿題。見本として、教師の自己紹介をする。
10)自己紹介
「荒井賢一です。1月5日生まれ、山羊座のA型です。
好きな食べ物は、バナナと玉子料理です。
朝4時に起きてバナナを食べ、夜はごはんと目玉焼きを食べます。
得意なことは、けん玉・コマ・手品です。
けん玉なら飛行機や灯台、コマなら綱渡り、手品ならカードマジックができます。お楽しみ会の時に披露したいと思います。」
子どもが真似できるような内容にする。
11)様々な物を配布する。最初は出席順に取りに来させる。取りに来る流れを作る。移動する時は椅子を入れるように言う。
12)学年だより、学級通信を読む。
13)連絡帳を書かせる。最高の字で。点検する。
14)教科書に手でアイロンをあて、国語教科書の扉の詩を音読。○を十個書かせ、1回読んだら赤鉛筆でぬることを丁寧にさせる。
15)地図帳にもアイロン。残りの教科書はあとでやっておくこと。地名探しをする。
16)係(当番的活動)を決める。画用紙に作らせる。
17)一日のルールを確認する。とりあえず、朝のことを中心に。
18)パンパンゲームをする。
19)11時20分下校。学年揃って、正門まで引率することになっている。
こんなにできないでしょう。また、これ以外のこともするでしょう。
後は子どもの状況に合わせながらやっていくつもりです。子どもをほめる場面をとにかくたくさん見つけること。これが第一です。
この日一日が全てではなく、次の日、次の月、3学期につながるような布石を打っていこうと考えています。
(2008.4.7)